ニュース 政治 作成日:2019年10月2日_記事番号:T00086118
中国の習近平国家主席が1日、同国の建国70年祝賀行事で行った演説で、一国二制度による中台の平和的統一を進める方針を堅持すると述べたことを受け、蘇貞昌行政院長は立法院の質疑応答で、「台湾は主権の独立した国家であり、台湾人は中国が主張する一国二制度を絶対に受け入れない」と答弁した。2日付聯合報が報じた。
蘇行政院長は、中国の経済的圧力は中国人観光客の訪台制限にまで及んでいると言及した(1日=中央社)
蘇行政院長は、中国は1997年の香港返還から50年間は香港の制度を変えないという一国二制度を約束したが、香港の現状は恐ろしいものだと指摘。また、中国は外交面でも経済面でも台湾に圧力をかけており、台湾人は主権の独立と民主主義、自由を守らなければならないという思いを強めていると述べた。
野党国民党は、習国家主席が台湾に対する方針を述べたのは今年1月2日の談話以来だが、中台情勢がこの9カ月間で変わったことに気付いていないようで残念だと指摘。国民党は一国二制度を受け入れず、台湾独立にも反対し、一中各表(一つの中国、それぞれの解釈)という92年の共通認識(92共識)に基づいて中台の交流を推進すると表明した。
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