ニュース 社会 作成日:2019年10月3日_記事番号:T00086149
アーチ部と接続するワイヤの断裂によって崩落し、死者6人を出した宜蘭県蘇澳鎮の南方澳跨港大橋は、1998年の完成から21年間、ワイヤが一度も検査を受けていなかったことが明らかになった。林佳龍交通部長は2日夜、管理機関である港湾運営会社、台湾港務(TIPC)に過失があったと認め、責任を厳しく追及すると表明した。3日付聯合報が報じた。
橋の海に落ちた部分の解体作業が夜を徹して行われた。事故は検査をきちんと行っていれば防げた、人災の可能性が濃厚となってきた(3日=中央社)
TIPCは台湾全土の港湾内の17基の橋梁(きょうりょう)を管理しているが、最近4年以内に完成した4基を除く13基のうち、検査を行ったのは花蓮港の3基にすぎない。林交通部長はこれら17基について、3カ月以内に検査を完了するよう命じた。
南方澳大橋は2016年、自県が管理するインフラと勘違いした宜蘭県が、健行科技大学への委託で検査を実施したが、TIPCが2日発表した当時の検査報告は数ページのみで、橋梁構造やワイヤには言及がなかった。TIPCの呉宗栄董事長は、県が検査したと知った後、当然ながら再度の検査は行わなかったと釈明した。
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