ニュース 金融 作成日:2019年10月4日_記事番号:T00086168
中央銀行(中銀)の楊金龍総裁は3日、立法院での答弁で、米中貿易戦争などによる金融市場の変動リスクが懸念されているが、中銀の経済情勢分析では、今年から来年にかけて国際的な金融危機は発生しないとの見方を示した。4日付経済日報が報じた。
楊総裁は、▽米中貿易戦争▽英国の欧州連合(EU)離脱▽中国の経済金融問題▽地政学的政治リスク──の四つの「ブラックスワン(黒い白鳥)」の衝撃に加え、世界的なマイナス金利の「グレーリノ(灰色のサイ)」の懸念が浮上していると指摘。「グレーリノ」は、中国で以前、ピア・ツー・ピア(P2P)融資プラットフォームで危機が発生したことに代表される、見逃されやすいが影響の大きい脅威であり、継続して注視する必要があると述べた。
一方、米国が年内にさらなる利下げをすると予測される中、台湾が追随するかとの質問に対し、楊総裁は年内の利下げはしないとの考えを示した。中銀は既に13回連続で金利を据え置いている。
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