ニュース 運輸 作成日:2019年10月4日_記事番号:T00086170
ワイヤ断裂による崩落で死者6人を出した南方澳跨港大橋(宜蘭県蘇澳鎮)を管理する港湾運営会社、台湾港務(TIPC)の呉宗栄董事長は3日、同社が管理する橋梁(きょうりょう)16基のうち8基について、完成以来1度も検査を行っていないことを明らかにした。4日付自由時報などが報じた。
呉董事長(左)と林交通部長(右)は同日、立法院交通委員会で説明に追われた(3日=中央社)
8基は、台中市の▽中一橋▽中二橋▽中南一橋▽中南二橋──、台南市の▽安平新港橋▽安平跨港橋▽竹渓橋──、高雄市の南星聯絡橋。林佳龍交通部長は、年内の検査完了と補強計画の提出を求めており、安全上の懸念があれば通行禁止も検討する。
崩落した南方澳跨港大橋は21年間、管理機関によるワイヤの検査が行われなかったことが判明している。
呉董事長は同日、林交通部長に口頭で辞意を伝えた。交通部は、検査を行わなかった歴代の責任者を処分する方針で、基隆支社の総経理などが対象になる可能性がある。
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