内政部の実売価格登録情報によると、台北都市交通システム（ＭＲＴ）西門駅西側の成都路にある16.9坪の店舗物件が、８月に月28万台湾元（約97万円）で貸し出されていたことが明らかになった。１坪当たり約１万6,600元で、台北市の店舗物件の坪賃料として今年最高を記録した。５日付工商時報が報じた。
不動産仲介業者は、西門町は東区商圏（忠孝東路四段付近一帯）と比べ面積の小さい店舗物件が多く、賃料総額を低く抑えたい多くの小売業者のニーズに合っていると指摘。また、西門町にはサラリーパーソン、学生、海外からを含む観光客とさまざまな客層でにぎわい、年間を通して需要期と非需要期の差が小さいため、ドラッグストア、スポーツ用品、アパレルなどのブランドや、海外ブランドの出店先として最も人気を集めていると説明した。
台北市の店舗物件の今年の坪賃料ランキング上位10件のうち、西門町商圏の物件は５件、東区商圏は２件だった。
