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TSMCの7ナノプラス、量産開始を発表


ニュース 電子 作成日:2019年10月8日_記事番号:T00086224

TSMCの7ナノプラス、量産開始を発表

 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は7日、極端紫外線(EUV)リソグラフィー技術を導入した最新の製造プロセス、7ナノメートル強化版(7ナノプラス)での量産を第2四半期に開始したと発表した。7ナノプラスの歩留まり率は、量産から1年を過ぎた7ナノプロセスと同水準まで上昇している。8日付経済日報などが報じた。

 TSMCは、7ナノプラスのロジック密度は7ナノから15~20%向上し、一方で消費電力の低減を実現したと指摘した。業界関係者によると、アップルのスマートフォン最新機種、iPhone11シリーズのプロセッサー「A13 Bionic」や、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下の海思半導体(ハイシリコン)の新スマホ用チップ「麒麟(Kirin)990」などに採用された。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の次世代製品向けにも、来年以降導入される。

 TSMCはまた、7ナノと互換性がある6ナノプロセスを来年第1四半期に試験生産し、来年末までに量産に着手すると表明した。ロジック密度は7ナノ比で18%向上する。