ニュース その他分野 作成日:2019年10月8日_記事番号:T00086241
財政部が7日発表した9月の輸出総額は281億米ドルで、前月比2.4%減、前年同月比4.6%減だった。蔡美娜・同部統計処長は、通年輸出総額をプラス成長にするためには、10~12月に毎月平均305億7,000万米ドルの水準を維持する必要があるが、ほぼ不可能なため、今年はマイナス成長が確実になったと指摘した。8日付工商時報などが報じた。
輸出総額は8月に前年同月比2.6%増と今年2回目のプラス成長を回復していたものの、9月は一転して落ち込んだ。財政部は理由として、▽国際原材料価格の低迷▽機械分野での米中貿易戦争による受注減少▽比較対象の昨年9月の数値が高かった▽中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)連休や台風休暇の影響による営業日数減少──を挙げた。
主要製品別の9月輸出額は、情報通信・オーディオ製品が前年同月比18.5%増の36億1,300万米ドルと過去3番目の数値で、プラス成長は12カ月連続となった。電子部品は前年同月比2.4%増の103億6,700万米ドルで、同じく過去3番目の高水準だった。半導体は前年同月比6.6%増の93億1,800万米ドルで、過去2番目の数値となった。
従来型産業は▽化学品、14億7,900万米ドル(23.2%減)▽ベースメタル、22億6,400万米ドル(17.1%減)▽機械、18億900万米ドル(16.6%減)▽プラスチック・ゴム製品、17億5,200万米ドル(16.3%減)▽鉱産物、11億5,800万米ドル(13%減)──と、いずれも2桁減に見舞われた。
主要輸出先別では、欧州が13.2%減の24億1,800万米ドルと2桁マイナスとなった。▽中国(香港含む)、116億2,200万米ドル(5.5%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、47億7,500万米ドル(0.6%減)──は減少した。一方、▽米国、39億2,000万米ドル(8.6%増)▽日本、20億6,100万米ドル(1.5%増)──は増加した。
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