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サンマックス、典華投資が経営権奪取


ニュース 医薬 作成日:2019年10月9日_記事番号:T00086263

サンマックス、典華投資が経営権奪取

 美容医療用製剤の双美生物科技(サンマックス・バイオテクノロジー)は8日、臨時株主総会で役員改選を行い、過半数株式を掌握した典華投資が、コンタクトレンズメーカー、金可国際集団から経営権を奪取した。9日付工商時報が伝えた。

/date/2019/10/09/09sunmax_2.jpgサンマックスの臨時株主総会は、出席率が97%に上った(8日=中央社)

 サンマックスはコラーゲン注入製品を主力としている。典華投資は今回、董事5人、独立董事(社外取締役)1人、監察人2人の計8人を送り込むことに成功。金可集団は董事2人、独立董事1人、監察人1人にとどまり、経営権を失った。

 典華投資の創業者、林斉国氏は「コラーゲン製品を国際市場に広めるとともに、短期間で経営陣の再編を進めたい」と説明した。林斉国氏は7月に旧経営陣によって解任された林泉源前総経理の復帰も目指す。

 サンマックスは、実業家の蔡国洲氏率いる金可集団が2016年に経営権を取得した。典華投資は今年6月の定時株主総会時点で持ち株比率を43%まで高め、経営権奪取を狙ったが、旧経営陣が防衛に成功。典華投資は8月21日に臨時株主総会の招集を請求し、両者による激しい委任状獲得合戦が展開された。

 金可陣営は臨時株主総会の合法性に関する裁判所の最終判断が示されていない他、林泉源前総経理の特別背任事件が裁判所で審理中だと指摘した。