ニュース 公益 作成日:2019年10月9日_記事番号:T00086269
台湾電力(台電、TPC)は洋上(オフショア)風力発電所関連の送電網を強化するため、昇圧所や開閉所などの施設の設置、電線網の拡充に、第1期プロジェクトとして606億台湾元(約2,100億円)を投じる計画だ。これにより、同社が台湾全土の洋上風力発電向けに提供可能な送電網の容量は2025年までに10.65ギガワット(GW)に拡大する見通しだ。9日付工商時報が報じた。
TPCは今回のプロジェクトに投じる費用のうち、516億元を彰化県の彰化浜海工業区(彰浜工業区)周辺の送電網構築に充てる。
彰化県沖では9カ所で洋上風力発電所の開発が計画されており、設備容量は4.064GWに上る。TPCでは発電所からの海底ケーブルを彰浜工業区付近の「北側廊道」と彰化県芳苑郷近くの「南側廊道」で集中して陸揚げする計画で、早ければ21年には北側廊道向けに容量2.5GWの送電網が完成する見通しだ。
さらに北側に2GW、南側廊道に2GWの送電網を構築し、25年に送電容量を6.5GWまで拡大する予定だ。
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