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洋上風力発電基礎パイル、世紀鋼鉄が初の台湾製


ニュース 公益 作成日:2019年10月14日_記事番号:T00086304

洋上風力発電基礎パイル、世紀鋼鉄が初の台湾製

 鉄鋼大手の世紀鋼鉄結構(センチュリー・アイロン&スチール・インダストリアル)傘下の世紀離岸風電設備(CWP)は12日、洋上(オフショア)風力発電の海面下基礎構造を建造する台北港の工場で、初の台湾製基礎パイルの接合式典を行った。13日付自由時報などが報じた。

/date/2019/10/14/15cwp_2.jpg式典には蔡英文総統も出席し、風力発電設備の台湾生産化の進展を見届けた(12日=中央社)

 同工場は敷地面積21ヘクタールで、来年量産を開始する予定だ。投資額は60億台湾元(約212億円)。

 世紀鋼鉄結構は、彰化県沖に洋上風力発電所「大彰化東南」と「大彰化西南」を建設するデンマークのエルステッド向けの基礎パイル81本を生産。来年第3四半期に完成し、2021年に出荷を開始する予定だ。また、デンマークのコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)向けの62基、独wpd向けの87基は21年下半期に出荷を予定する。

 世紀鋼鉄結構の頼文祥董事長は、同じく彰化県沖に洋上風力発電所を計画する中国鋼鉄(CSC)とカナダのノースランド・パワー(NPI)からの受注を目指していると明らかにした。