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新科学技術サービス産業、5年で経済規模1.5兆元に


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年10月15日_記事番号:T00086326

新科学技術サービス産業、5年で経済規模1.5兆元に

 工業技術研究院(工研院、ITRI)が14日開催したフォーラムで、同院産業科技国際策略発展所(産科国際所)の蘇孟宗所長は、科学技術を活用してフードデリバリーをはじめとする革新的なサービスやソリューションを提供する「新科学技術サービス産業」について、今後5年間で経済規模が1兆5,000億台湾元(約5兆3,000億円)に成長すると予測した。15日付自由時報が報じた。

/date/2019/10/15/11iek_2.jpg蘇所長(左3)は、台湾の擁するハードウエア産業とソフトウエア人材で、サービス業や中小製造業向けの需要を捉え、新たな商機を開拓できるとの考えを示した(工研院リリースより)

 経済部の統計によると、新科学技術サービス業のひな形に当たる「コンピュータープログラム設計・コンサルティング・関連サービス業」の2018年生産額は約3,460億元だった。今後、従来型工業やサービス業が新たな科学技術を活用したサービスを提供するようになれば、台湾の工業・サービス業全体の生産額30兆元のうち3~5%を新科学技術サービス業が占めるようになると見込まれる。

 蘇所長はまた、新科学技術サービスはこれまで研究開発(R&D)に十分な費用を投入できなかったサービス業者や中小企業のアップグレードを促進し、台湾の産業競争力を向上させる可能性があると指摘した。