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台北市と新北市、30年アジア大会立候補検討


ニュース 社会 作成日:2019年10月15日_記事番号:T00086330

台北市と新北市、30年アジア大会立候補検討

 柯文哲台北市長は14日、市議会での質疑で、台北市と新北市が2030年のアジア競技大会開催地に立候補することを検討中と表明した。15日付中国時報が伝えた。

/date/2019/10/15/18asian_2.jpg柯市長。体育局は、まだ2年の準備期間があり、新北市と2週に1回のペースで会議を開いていると説明した(14日=中央社)

 柯市長は「侯友宜新北市長と話し合い、『双北』(台北市と新北市)の名義で立候補することを話し合った」と答弁した。メイン会場として有力な台北文化体育園区(通称・台北ドーム)の建設計画が同日の都市設計・土地使用開発許可審議委員会(都審会)で条件付き承認されたことも、アジア大会招致への地ならしではないかと受け止められている。

 ただ、柯市長は「まだどう進めるかを話し合っている段階だ」とし、台北都市交通システム(MRT)万大~中和~樹林線(万大線)、信義線延伸、環状線などの「首都生活圏」の整備が前提になるとの認識を示した。台北市政府体育局も専門の作業グループを設置し、検討を開始した。

 柯市長は先ごろ訪日し、東京五輪の準備状況を視察してきた。アジア大会は22年中国・杭州、26年名古屋での開催が決まっている。30年の開催地にはフィリピンも招致を表明している。