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受動部品のチリシン受注増も、太陽誘電の台風被害で


ニュース 電子 作成日:2019年10月16日_記事番号:T00086339

受動部品のチリシン受注増も、太陽誘電の台風被害で

 16日付経済日報によると、台風19号(アジア名・ハギビス)による浸水被害で、太陽誘電子会社でインダクターを生産する福島県伊達市の工場が稼働を停止しており、1週間続く恐れがある。受動部品市場が回復し、インダクター需要も高まる中、供給逼迫(ひっぱく)が深刻化し、国巨(ヤゲオ)傘下の奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)の受注が増える可能性がある。

 インダクター世界市場は▽村田製作所、シェア13.78%▽TDK、13.42%▽チリシン、13.4%▽太陽誘電、13.22%──と上位4社が僅差を争っている。

 太陽誘電の福島工場は主にスマートフォンや自動車向けインダクターを生産している。業界関係者は、1週間後に生産を再開できなかった場合、スマホ向け供給が間に合わず、チリシンに発注が切り替えられるとの予測を示した。