出版大手KADOKAWAの台湾子会社、台湾角川と、ゲーム大手の橘子集団（ガマニア・グループ）は15日、グルメ・旅行情報を発信する合弁のメディア・ＩＴ（情報技術）会社、我伝媒科技（ウォーカーメディア）の設立を発表した。16日付工商時報などが報じた。
左から台湾角川とウォーカーメディアの岩崎剛人董事長、KADOKAWAの角川歴彦会長、ガマニアの劉柏園董事長、ウォーカーメディアの陳総経理。創刊20年に当たりデジタル化への重要な一歩となる（15日＝中央社）
資本金は１億台湾元（約３億5,000万円）で、出資比率は台湾角川70％、ガマニア30％。台湾角川の情報誌「Taipei Walker」「Japan Walker」とウェブサイト「WalkerLand」を発信し、ガマニアがデジタル化や技術面での支援を行う。
ウォーカーメディアの陳威光総経理は、ガマニアのモバイルアプリ「beanfun！」と連携し、両社のユーザーが集まるプラットフォームを構築すると述べた。「WalkerLand」は月間アクティブユーザー数500万人、登録会員10人、ガマニアのユーザー数は1,200万人だ。
