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1~8月平均給与1.9%増、過去3年で最低の伸び【表】


ニュース その他分野 作成日:2019年10月16日_記事番号:T00086354

1~8月平均給与1.9%増、過去3年で最低の伸び【表】

 行政院主計総処が10日発表した8月の経常性給与(賞与、残業手当などを含まない基本賃金)は4万2,135台湾元(約15万円)で前年同月比2.22%増だった。1~8月では4万1,760元で前年同期比2.32%増と、過去19年の同期で2番目の伸びとなった。しかし、経常性給与と非経常性給与(賞与や残業手当など)を合計した平均給与は5万5,706元で、前年同期比1.94%増と、同期の伸び幅としては過去3年で最低にとどまった。16日付工商時報などが報じた。

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 これについて主計総処国勢普査処の潘寧馨副処長は、景気減速の影響で賞与(ボーナス)などの支給額が比較的低かったためと指摘した。

 景気減速は時間外労働時間にも影響を及ぼしている。特に製造業での1~8月の時間外労働時間は平均14時間で前年同期比1.3時間減少し、過去7年で最大の減少幅となった。8月の時間外労働時間は平均14.2時間で前年同月比0.9時間減少し、11カ月連続で前年同月を下回った。

 1~8月の全産業の時間外労働時間は平均7.8時間で前年同期比0.3時間減少した。時間外労働手当の平均額は1,813元で0.06%増加した。