ニュース 政治 作成日:2019年10月16日_記事番号:T00086356
国民党の総統候補、韓国瑜高雄市長は15日、市政会議を開いた後、選挙戦に専念するため、休暇入りすると宣言した。ただ、市長としての仕事をこなさず、総統選一辺倒となる韓氏の姿勢には厳しい視線も向けられている。16日付聯合報などが報じた。
台湾を良くしてこそ高雄のためになるとの韓氏(前)の訴えは、市民の心に響いていないようだ(15日=中央社)
韓氏は休暇入りを宣言後、支持者を前に軍歌「我現在要出征」を歌い、「温かみと希望を携え、南から出発する。台湾の栄光と中華民国の光栄を取り戻したい」「台湾は既に一度敗れた。さらに4年間敗れ続けることはできない」などと気勢を上げた。
韓氏は16日から台湾最南端の鵝鑾鼻(屏東県恒春鎮)を皮切りに台湾全土を回り、住民と対話を行う「学習と傾聴の旅」に出発する。
韓氏の選挙情勢は厳しさを増している。蘋果日報による最新の世論調査では、韓氏が市長職にとどまって選挙戦に望んだ場合、韓氏の支持率は25.1%で、民進党の蔡英文総統(41.5%)に16.4ポイントの大差を付けられた。
仮に韓氏が市長を辞職した場合でも、韓氏の支持率は29.4%にとどまり、蔡氏(42.5%)との差は13.1ポイントと苦戦を強いられそうだ。
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