広達電脳（クアンタ・コンピューター）の楊麒令資深副総経理は17日、2020年の同社のサーバー売上高は、人工知能（ＡＩ）や第５世代移動通信（５Ｇ）分野の成長、欧米の通信キャリア顧客の増加で、今年に続き２桁成長となるとの見通しを示した。米中貿易戦争の中でもマイナス要素はないと楽観視する。18日付経済日報などが報じた。
同社のサーバー売上高構成比は20～30％。通信キャリア向けでは、既に楽天モバイルに供給している。現在は通信キャリア顧客の売上高構成比は１％未満だが、来年は急成長が見込める。
また、サーバー売上高の７割以上占める▽フェイスブック（ＦＢ）▽マイクロソフト（ＭＳ）▽アマゾン・ドット・コム▽グーグル──などクラウド・インターネットサービス大手向けは、ウーバーやツイッターなどの準大手や５Ｇオペレーター向け需要がさらに拡大することで、５割程度まで低下する見通しだ。
一方、中国向けはサーバー売上高の10％未満と小さいが、来年も好成長を見込む。同社は中国インターネットサービス大手３社のうち、２社に供給している。
