台塑集団（台湾プラスチックグループ）傘下の繊維メーカー、福懋興業（フォルモサ・タフタ）は、スイスのシェラー・テキスタイルに4,000万スイスフラン（約44億円）を出資し、株式の50％を取得する契約を締結した。福懋興業にとって過去最大規模の海外投資となる。18日付工商時報が報じた。
福懋興業は、シェラーと17年前より提携しており、今後イノベーション、研究開発（Ｒ＆Ｄ）、生産に関する協力を強化すると説明した。シェラーの製品を福懋興業の生産拠点で製造することで、欧米だけでなく、中国、日本、韓国などアジア市場にも販売できると見込む。
シェラーが研究開発する紡織品や技術は、スポーツ、アウトドア用の機能性製品、警察や軍用の防護製品、医療用製品、清掃用製品、スマート製品など。
