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9月の訪台中国人68%減、観光開放以降で最低に【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年10月18日_記事番号:T00086403

9月の訪台中国人68%減、観光開放以降で最低に【図】

 大陸委員会(陸委会)が17日発表した9月の訪台中国人旅行者は延べ4万4,000人で前年同月比68%減少した。内訳は、▽個人旅行、2万4,000人(73%減)▽団体旅行、2万人(59%減)──。中国政府による台湾への旅行制限を反映した。18日付工商時報が報じた。

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 交通部観光局の統計によると、9月1~19日の訪台中国人は1日当たりわずか910人で、中国からの観光客受け入れ開放から11年で最低となった。同局は、10月以降は個人旅行者がいなくなり、少なくとも来年の春節(旧正月、2020年は1月25日)以降まで影響が続くとの予想を示した。

 不動産サービス大手、シービーアールイー(CBRE)は、年末までの訪台中国人は延べ53万人減少し、観光収入は前年より200億台湾元(約709億円)減少すると予想した。ある経済学者は、観光客の大幅減により台湾の今年の域内総生産(GDP)成長率は0.2%低下し、約1兆7,300億元が失われるとの見方を示した。