ニュース 運輸 作成日:2019年10月18日_記事番号:T00086404
国民党の総統選候補、韓国瑜高雄市長は17日、屏東県潮州鎮で住民との座談会に臨み、先に交通部が台湾高速鉄路(高鉄)を屏東県屏東市の台湾鉄路(台鉄)六塊厝駅付近に新設する高鉄屏東駅まで延伸する方針を固めたことに反対の立場を示し、総統選で当選した場合には、白紙化して検討を行うと表明した。18日付自由時報が伝えた。
韓氏(右2)。17日は屏東県各地を回り、国民党支持者の歓迎を受けた(17日=中央社)
座談会では住民から、高鉄を延伸する場合、六塊厝ではなく潮州の方が経済効果があり、将来的な東部延伸にも有利といった意見が出た。
これに対し韓氏は、六塊厝への延伸案を「盲腸のようだ」と表現し、「総統に当選した場合には、延伸には同意せず、白紙化して検討を行う」と発言した。
韓氏の発言に蔡英文政権は反発を示した。行政院のコラス・ヨタカ報道官は「いかなる評価や理由も示さず、政権交代前後を通じ、長年かけて形づくられた政策をひっくり返す、即興的な方針決定姿勢には驚かされる」とし、「(公約の)小切手を切る前にはよく考えてもらいたい」と注文した。
林佳龍交通部長は「指導者の座を選挙で争う政治家であれば、台湾の鉄道発展ビジョンと具体的方法を示すべきだ。木を見て森を見ない議論ではなく、全体的な目標と計画があるべきだ」と指摘した。
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