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台プラが越製鉄所で着工式、将来追加投資も


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年7月7日_記事番号:T00008641

台プラが越製鉄所で着工式、将来追加投資も

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が80億米ドルを投じてベトナムで進める一貫製鉄所建設の着工式が6日、同国北中部ハティン省で行われた。ベトナムで過去最大となる今回の投資を同国政府も非常に重視しており、グエン・タン・ズン首相と最高層の官僚10人余りが、王文淵行政中心総裁ら台プラ幹部を歓待した。7日付経済日報が報じた。

 台プラの顧問で前中国鋼鉄董事長の郭炎土氏によると、同グループは第1、第2期製鉄所の操業で得た利益を第3工事に投じ、年生産量を3,000万トンとすることを決定している。毎年の総売上高は450億米ドルとなり、ベトナム製鉄業界の生産額を3,600米ドルにまで高める効果をもたらすとしている。

 王総裁も、30万トンクラスの大型船が入港できる埠頭(ふとう)を建設し、世界最先端の製銑、製鋼、圧延技術および設備を導入して東南アジア最大の一貫製鉄所を立ち上げ、その後さらに拡充を進める考えを示した。

 また、ズン首相は台プラグループに対し、同国の石油・化学分野への投資も促した。台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の王文潮董事長は、「ベトナム政府が原油および石油製品について完全自由化政策を採るならば、進出を検討する」とコメントした。
 
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