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胃薬原薬に発がん性物質、23品目を回収


ニュース 医薬 作成日:2019年10月21日_記事番号:T00086424

胃薬原薬に発がん性物質、23品目を回収

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は19日、胃薬向けの原薬、ラニチジン塩酸塩を使用した薬から発がん性物質のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が各国で検出されている問題で、検査の結果、南光化学製薬の著名市販薬「吉胃福適治潰定膜衣錠」など23品目が不合格となったと発表し、1カ月以内の回収を命じた。医師は、手元にある薬は使用せず、服用の指示を受けている場合は病院やクリニックで薬を交換するよう呼び掛けた。20日付蘋果日報などが報じた。

 南光化学製薬は、「吉胃福適」と改名後の「吉適治潰定」シリーズの5品目、約4万ケースを自主回収する。回収対象には、▽中化裕民健康事業の「悦擬停膜衣錠150ミリグラム」▽信東生技の「信東利爾錠膜衣錠150ミリグラム」──などの主力処方薬も含まれる。

 TFDAは先月下旬より、胃薬38品目について予防的に販売などを停止する措置を取っていた。検査に合格した15品目は供給や販売が再開される。