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中国Oフィルムの財務悪化、アップルがTPKらに切り替えか


ニュース 電子 作成日:2019年10月22日_記事番号:T00086443

中国Oフィルムの財務悪化、アップルがTPKらに切り替えか

 中国のタッチパネル最大手、欧菲光集団(Oフィルムグループ)の9月末時点の負債比率が77%に上昇したことを受け、米アップルがタブレット端末「iPad」「iPad mini」の安定供給を維持するため、Oフィルムへの発注を、台湾の宸鴻科技集団(TPKホールディング)と業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)に切り替えるとの観測が浮上している。22日付経済日報が報じた。

 Oフィルムは2017年にiPadサプライチェーンに加わり、価格競争を仕掛け、TPKとGISからタッチパネルモジュール受注を奪った。しかし、急速な事業の拡大に伴い財務状況が悪化。同社が発表した第3四半期純利益は1億6,000万人民元(約24億5,000万円)と前年同期比75%減少した。

 TPKとGISは、利益を守るためiPad、iPad mini向けの出荷比率を引き下げており、現在の売上高構成比は低いが、Oフィルムから受注を奪還できれば業績拡大が見込める。