ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

大型パネル、7月上旬価格が大幅下落


ニュース 電子 作成日:2008年7月7日_記事番号:T00008646

大型パネル、7月上旬価格が大幅下落

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチが公表したTFT-LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)パネルの7月上旬のオファー価格は、液晶テレビ用の大型37インチが前月比11米ドル下落の500米ドルとなったのをはじめ、モニター向けも19インチで今年最大の12ドルの下げ幅を記録した。5日付工商時報が報じた。
 
T000086461

 
 パネルの下落は、下流メーカーの在庫調整、および欧州、中国の需要が振るわなかったため。ディスプレイサーチは液晶テレビ用パネル価格の下落について、「パネルメーカーが7.5世代、8世代工場の生産能力を引き続き拡大させて大型パネルの需給が緩んだこと、また、市場の需要を刺激するため戦略的に価格を落としている面もある」と指摘している。

 ノート型パソコン(ノートPC)用パネルも13.3インチ、14.1インチ、15.4インチなどで軒並み4~5米ドル下落し、14.1インチは今年初頭の90米ドルの水準に戻った。

 なお、中華映管(CPT)の邱創儀総経理は、「6月以降、一部のパネルメーカーが減産に入っているため近い将来の需給好転が見込め、オファー価格の実際の下落幅は5米ドル程度にとどまるだろう。ただ、今年は昨年のハイシーズンのような旺盛な需要は期待できない」と語っている。