ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

コンパル傘下の瑞宝生医、高雄医大と細胞医療センター


ニュース 医薬 作成日:2019年10月23日_記事番号:T00086476

コンパル傘下の瑞宝生医、高雄医大と細胞医療センター

 仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の実質的な傘下で免疫細胞療法の研究に取り組む瑞宝生医(Raypal Biomedical)は22日、高雄医学大学(高医)と提携し、台湾南部で初の細胞医療センターとなる「高医細胞治療センター」を開設した。7,000万台湾元(約2億4,800万円)を初期投資し、クリーンルームや無菌室などの関連設備を整える。今後は研究開発(R&D)や生産の動向に沿って、段階的に追加投資を行う。北部にも実験室を設け、同時に技術移転を行う構えだ。23日付経済日報が伝えた。

 瑞宝生医は2016年の設立で、がんの免疫細胞療法、幹細胞再生医学、予防医学の研究開発を行っている。昨年9月に施行された細胞医療に関する改正「特定医療技術検査検験医療儀器施行・使用管理弁法(特管弁法)」で認められた細胞治療に必要な、人体細胞組織の取り扱い基準(GTP)を満たす実験室を保有している。近く衛生福利部(衛福部)の認可が下りる見通しだ。

 コンパルは現在、過去の法律上の理由で瑞宝生医に直接出資しておらず、コンパルの許勝雄董事長と陳瑞聡副董事長が個人名義で出資している。瑞宝生医の経営が軌道に乗り、法環境も整ったことから、瑞宝生医は年内にもコンパルの出資を受け入れる計画だ。