ニュース 商業・サービス 作成日:2019年10月24日_記事番号:T00086501
経済部統計処が23日発表した小売業の9月売上高は3,110億台湾元(約1兆1,000億円)で前月比0.7%増、前年同月比2.7%増だった。飲食業は646億元で前月比10.5%減、前年同月比1%増だった。小売業、飲食業ともに前年同月比で7カ月連続のプラス成長となったが、伸び幅はそれぞれ過去6カ月、7カ月で最小となった。24日付工商時報が報じた。
統計処は、伸び幅の縮小は中国政府による台湾への旅行制限で、免税店や中国料理レストランの売上高が減少したためと説明した。
小売業のうち総合商品小売業の9月売上高は1,021億元、前月比8.1%減、前年同月比2.2%増だった。百貨店業は周年慶(創業祭)セールにより、売上高が260億元と前年同月比2.3%増加した。小売業の第3四半期売上高は前年同期比4.7%増の9,468億元で、2011年第2四半期以降で最大の伸び幅となった。
飲食業のうちレストラン業は527億元で前月比12.1%減、前年同月比1.5%増だった。中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)連休での外食機会の増加が貢献した。飲食業の第3四半期売上高は前年同期比3.8%増の2,062億元で、同期の過去最高だった。
卸売業、2カ月連続マイナス成長
卸売業の9月売上高は8,807億元で、前月比0.2%増、前年同月比2.1%減だった。前年比マイナスは、比較対象の昨年9月の数値が高いことや、メモリーなどの電子部品価格の下落が原因。
統計処は、消費性電子製品の需要期や周年慶商戦での調達需要増といったプラス要因はあるものの、10月の卸売業売上高は前年同月比マイナス3~6%の水準にとどまると予測した。
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