ニュース その他製造 作成日:2019年10月24日_記事番号:T00086506
経済部統計処が23日発表した9月の工業生産指数は110.71ポイントで前月比4.04%下落、前年同月比0.75%下落した。工業生産指数の9割以上を占める製造業生産指数は111.1ポイントで前月比3.53%下落、前年同月比0.65%下落した。両指数ともに9月として過去2番目の高水準だったが、3カ月ぶりのマイナス成長となった。24日付工商時報などが報じた。
経済部はマイナス転換の原因として、電子部品業の調達拡大時期が今年は8月と昨年から1カ月早まり、比較対象の昨年9月の数値が高かったことを挙げた。
製造業生産指数のうち電子部品業は、前年同月比3.14%上昇の127.08ポイントで昨年10月に次ぐ過去2番目の高水準だった。中でも、半導体業は5.44%上昇の140.47ポイントで過去最高を更新した。統計処は、消費性電子製品の新製品発売、第5世代移動通信(5G)インフラ敷設の加速で、半導体の先進製造プロセス製品の需要が強まっていると説明した。一方、液晶パネルと部品業は56.89ポイントで9.72%下落した。
コンピューター・電子製品・光学製品業は前年同月比24.5%上昇の152.27ポイントと、12カ月連続で2桁成長を記録した。
一方、▽機械設備業、94.94ポイント(前年同月比16.94%下落)▽ベースメタル業、92.06ポイント(12.1%下落)▽化学原材料業、89.94ポイント(10.84%下落)──は、2桁の下落となった。化学原材料業は、アルケン大手および川下企業の工場保守点検による生産能力減少によって、2011年7月以降で最大の下落幅となった。ベースメタル業も16年1月以降で最大の下落幅となった。自動車と部品業は84.3ポイントで前年同月比1.65%下落した。
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