ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

夏休みスタート、各地で相次ぐ水の事故


ニュース 社会 作成日:2008年7月8日_記事番号:T00008652

夏休みスタート、各地で相次ぐ水の事故


 夏休みが始まりわずか1週間余りのうちに、水の事故で16人の命が奪われた。台南県出身の邱俊賢君と嘉義県出身の黄俊賢君の2人も7日朝、台北県三峡鎮の大豹渓に泳ぎに行って水死した。2人は共に17歳、偶然だが名前も同じ友人同志で、台北に働きに来ていたという。

 内政部消防署の最新統計では、今年1月から昨日7日7日までに発生した水による事故は262件で、死者は137人、行方不明者は7人。既に前年同期の事故件数216件、死者119人、行方不明者5人を上回っている。

 中華海浪救生総会が発表した水難事故の多発する危険カ所は、(1)台北県石門郷白沙湾(2)同県三峡鎮大豹渓(3)同県新店渓──と上位3位がいずれも台北県内だ。

 台北県では今年1月~7月7日の間に18件の水の事故が発生し、17人が死亡。6月から7日までの間だけで12人が水死している。中でも危険水域ワースト2位の大豹渓では、2005年7人、06年8人、07年6人と水死しており、今年も既に4人が命を落としている。

 大豹渓では毎年事故が多発するため、夏季には人命救助員が常駐しているが、彼らの注意を無視して橋の上から飛び込みなどの危険行為をする人が後を絶たないという。

 台北県は7日、水域安全聯合巡査チームを結成し、危険水域での入水に対しこれまでの注意・勧告から、今後は1万5,000~7万5,000台湾元(約5万3,000~26万4,000円)の罰金を課すことを決定。これ以上の被害発生は何とか食い止めたいとしている。