ニュース 電子 作成日:2019年10月25日_記事番号:T00086523
液晶パネル用偏光板大手、誠美材料科技(CMMT)は24日、中国子会社、昆山之奇美材料科技(江蘇省)が実施する現金増資を引き受けないと発表した。資金不足が理由だ。同増資案は既存株主の浙江任遠進出口が2,850万米ドルを追加出資し、さらに弘湾資本管理より1億1,400万米ドルの出資を受け入れ、戦略的投資家として迎える。弘湾資本管理は液晶テレビ・ディスプレイ組み立て大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)が大株主だ。25日付経済日報が報じた。
CMMTの出資比率は49.5%から33.47%に下がるが、依然筆頭株主だ。弘湾資本管理の出資比率は25.85%で第3株主になる。
昆山之奇美材料の増資は、日東電工との技術提携による2.5メートル幅の偏光板生産ラインへの設備投資に充てることが目的だ。
CMMTは資金繰りの悪化を受け、今年7月に銀行団との債務償還交渉を始めていた。同社の陳文進財務長は、新たな戦略的投資家を迎えることで昆山之奇美材料の財務基盤を強化できるため、銀行団との交渉が有利になると説明した。
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