ニュース 医薬 作成日:2019年10月25日_記事番号:T00086528
新薬開発の泰宗生物科技(TCMバイオテック・インターナショナル)と創源生物科技(ジェネティクス・ジェネレーション・アドバンスメント、GGA)は24日、B型肝炎ウイルスによる肝臓がんの術後再発検査システムの開発で提携する契約を締結した。TCMの徐煥清董事長は、台湾内外の肝臓がん検査市場を開拓すると表明した。25日付自由時報が報じた。
徐TCM董事長(左)は、同システムは世界初の試みと語った(GGAリリースより)
同システムの開発に関わる中央研究院(中研院)の陳培哲院士は、肝臓がんは摘出手術後、1年以内に約33%の確率で再発し、5年以内の生存率は20%未満と説明した。現在一般に使用されているバイオマーカー検査の効果が十分でないのに対し、同システムはがん細胞の染色体に組み込まれたB型肝炎ウイルスのDNA断片を腫瘍マーカーとし、わずか3ccの血液から肝臓がんの術後再発検査が可能になるという。
TCMの王雅俊総経理は、同システムは実用化の段階に入っており、費用は他のがん検査法を上回ることはないと説明。また、既に中国の見込み顧客と交渉を進めており、将来は欧米市場にも参入すると表明した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722