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上半期の貿易黒字、24.5%縮小


ニュース その他分野 作成日:2008年7月8日_記事番号:T00008653

上半期の貿易黒字、24.5%縮小


 財政部統計処が7日発表した上半期の輸出額は前年同期比18.1%増の1,345億3,000万米ドルで、輸入額は22.4%増の1,265億4,000米ドルだった。貿易黒字は79億9,000万米ドルとなり前年同期比24.5%減少した。8日付工商日報が報じた。
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 6月の輸出額は、前年同月比21.3%増の243.5億米ドル、輸入額は6.9%増の228億6,000万米ドル、貿易黒字は14億9,000万米ドルで共に単月過去最高を記録した。輸出額、輸入額ともに昨年9月から成長を続けており、貿易黒字は28カ月連続となった。

 財政部統計処許瑞琳副統計長は、貿易黒字が縮小した原因として国際原油価格の高騰を挙げた。5月の原油価格は1バレル119.2米ドルで前年同月比で85.5%増加し、6月は輸入した原油は2,661万バレルと3カ月連続の輸入減となったにもかかわらず、輸入額は31億7,900万米ドルに達し、前年同月比で37.3%の増加となった。

 上半期の貿易相手国・地域別の黒字は、中国・香港が最も多く前年同期比22%増の 378億8,000万米ドル。また東南アジア諸国連合(ASEAN)への輸出超過額は73億6,000万米ドルで前年同期比45.7%増だった。

 許副統計長は、今年は世界経済が停滞し、さらにインフレの影響を受けつつも、アジア各地の経済は引き続き安定した成長を続けており、加えて新興市場への輸出比率も増えるとみられることから、輸出は引き続き成長するという見通しを語った