ニュース 公益 作成日:2019年10月25日_記事番号:T00086533
製紙大手の永豊餘投資控股(YFY)は24日、桃園市新屋区の工場内に設置した、台湾最大のバイオガス発電システム2基が運転を開始したと発表した。設備容量は計2,400キロワット(kW)、発電効率は40%だ。25日付経済日報が報じた。
同社は▽エネルギー循環▽水循環▽紙の循環▽炭素循環──で循環型経済を実践している(24日=中央社)
新屋工場でのバイオガス生産量は1日に2万8,000立方メートルと予想を上回っており、YFYでは既に3基目の設置作業に着手している。予定する来年第3四半期の竣工(しゅんこう)後、年間発電量は1万世帯の1年分の使用量に相当する3,200万キロワット時(kWh)に達する見通しだ。
YFYの何奕達董事長はバイオガス発電の仕組みについて、製紙工場の製造工程で出る排水中に大量に含まれる有機物を、微生物を利用してバイオガス(メタン)に変え、さらにメタンを熱エネルギーに変えることで発電機を動かし、電気を生産すると説明した。昨年、発電システムが完成し、今年6月に正式に送電を開始していた。
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