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6月のコア物価指数、12年ぶりの高上昇率


ニュース その他分野 作成日:2008年7月8日_記事番号:T00008656

6月のコア物価指数、12年ぶりの高上昇率


 行政院主計処が7日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は106.18ポイントで、前月比1.83%、前年同月比4.97%上昇した。野菜やエネルギーを除くコア物価指数の6月の年上昇率は3.70%で、過去12年で最高となった。また1~6月平均のCPI年上昇率は3.89%だった。
 
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 CPIを構成する項目のうち、食品類の年上昇幅が11.89%で最大だった。行政院主計処は、食品価格の上昇は果物が豪雨の影響で価格が上がり、飼料などのコストも高騰したためと指摘している。CPIを構成する食品類のうち、前年同月比で上昇率が最も高かったのはサラダ油などの食用油で47.00%、次いで果物27.14%、肉類21.97%、乳製品14.68%、水産品14.03%、穀物その他12.73%の順となっており、下落したのは野菜のみでマイナス5.10%だった。居住関係、交通関係も前年同月比それぞれ1.58%、2.72%上昇しており、これは電気料金、原油料金の値上がりが大きく影響している。

 また、6月の卸売物価指数(WPI)は117.18ポイントで、前月比1.88%、前年同月比9.86%の上昇だった。1~6月の平均上昇率は8.35%。上昇の主な原因は夏期の電気料金の適用が開始されたことや、石油関連製品が軒並み値上げしたことが挙げられる。