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ペンス副大統領、台湾との交流呼び掛け


ニュース 政治 作成日:2019年10月28日_記事番号:T00086560

ペンス副大統領、台湾との交流呼び掛け

 ペンス米副大統領は24日、昨年に続いて行った米中関係に関する演説で、台湾について、米国は台湾の得難い自由を守ると強調した上で、国際社会は台湾との関係が台湾と地域の平和を守ることを決して忘れるべきではないとして交流を呼び掛けた。26日付自由時報が報じた。

/date/2019/10/28/17pence_2.jpgトランプ大統領はペンス演説を評価。中国は貿易交渉の妥結を望んでおり、より多くの米国農産品を購入することになると語った(26日=中央社)

 ペンス米副大統領はまた、台湾は世界の主要な貿易経済体であり、中華文化と民主主義の灯台との認識を示し、台湾の民主主義が全ての華人にとってより良い道を示すことを常に信じていると訴えた。

 中国に関しては、米国の過去の誤った政策がその台頭と挑戦を招き、米国の価値と利益を破壊したと指摘。中国に香港の「一国二制度」を守ることを呼び掛けた他、知的財産権の窃取や国内の少数民族弾圧、南シナ海の人工島の軍事基地化などを批判し、「北京に対してひるむことはない」と強調した一方で、「中国との対立は望んでいない」、「中国の発展を封じ込めることは目指していない」とも語った。

 これについて、レイモンド・バーガード元米国在台協会(AIT)理事長は、米中貿易交渉の妥結と、有権者に中国に対する強硬姿勢を見せる相反する二つの目標を目指したことが演説に反映したとの見方を示した。