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25年台湾投資6兆元へ、Uターン・5Gなどがけん引


ニュース その他分野 作成日:2019年10月30日_記事番号:T00086607

25年台湾投資6兆元へ、Uターン・5Gなどがけん引

 行政院の龔明鑫政務委員は29日、台商(海外に進出した台湾企業)のUターン投資や▽半導体▽人工知能(AI)▽第5世代移動通信(5G)▽再生可能エネルギー──関連分野などへの投資額は2025年に6兆台湾元(約21兆4,000億円)に上り、今後20年の経済成長を支えるとの見通しを示した。30日付工商時報が報じた。

 龔政務委員は、台商のUターン投資を促進する「歓迎台商回台投資行動方案」と「境外資金匯回管理運用・課税条例」(海外資金送金特別法)で1兆2,000億元の投資が見込めると指摘。また、▽半導体▽AI▽モノのインターネット(IoT)▽5G──関連への投資額2兆6,000億元、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー関連への1兆5,000億元、さらに▽大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」第2期▽都市再開発▽社会住宅(賃貸専用の公営住宅)▽長期介護──関連分野などを含めて投資額は6兆元に上るとの見通しを示した。

 龔政務委員は、米中貿易戦争を受けて外資の投資も相次いでおり、半導体分野では24年に台湾投資額が1兆5,000億元を突破すると予想した。