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ECFAの対中輸出減税額、累計375億人民元に


ニュース その他分野 作成日:2019年10月31日_記事番号:T00086633

ECFAの対中輸出減税額、累計375億人民元に

 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は30日、中台が2010年に締結した海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)のアーリーハーベスト(早期関税引き下げ措置)により、中国が今年6月末までに輸入した台湾製品に対する関税の累計減免額は375億3,000万人民元(約5,790億円)に上ったと明らかにした。31日付経済日報が報じた。

 台湾では、中国が来年にもECFAを撤回する可能性に注目が集まっている。

 馬報道官は撤回の可能性については明言せず、ECFAのアーリーハーベストにより、台湾の中小企業と農水業者は多大な恩恵を受けてきたと強調。ただ、ECFAの後続の海峡両岸サービス貿易協定は発効できておらず、海峡両岸物品貿易協定の交渉も中断され、より多くの台湾同胞に恩恵が及ばないのは残念だとして、誰が両岸(中台)の同胞と事業者の利益を損なっているかは明らかだと指摘した。