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秋の黄砂で大気汚染悪化、全土20カ所で指標「赤」に


ニュース 社会 作成日:2019年10月31日_記事番号:T00086636

秋の黄砂で大気汚染悪化、全土20カ所で指標「赤」に

 中国大陸から30日、大気汚染物質を含む秋の黄砂が襲来し、台湾全土20カ所の観測所で、大気汚染指標の空気質指数(AQI)が「赤」(指数151~200・健康に良くない)を記録した。交通部中央気象局の鄭明典副局長によると、秋の黄砂の訪れとしては例年で最も早い。31日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/10/31/18airpollution_2.jpg台北101が霧に包まれたように輪郭がぼやけた(30日=中央社)

 同局によると、31日は北部はきれいな空気が流れ込むものの、中南部は大気汚染が続く見通しだ。中南部は今後1週間も汚染物質がとどまりやすく、AQIは「オレンジ」(101~150・大気汚染に敏感な人の健康に良くない)になると注意を呼び掛けている。

 台湾は大気汚染が深刻化する冬の入り口を迎えている。医師は、乳幼児、老人、ぜんそく患者、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)患者、心臓病患者などを大気汚染に敏感な高リスク群に挙げて注意を促すとともに、外出の際は空気をろ過する機能を持つエアコンを備えた公共交通機関や自動車などを利用すること、N95マスクや医療用マスクを使用することを呼び掛けている。