ニュース その他製造 作成日:2019年11月1日_記事番号:T00086647
老舗紡織メーカーの宜進実業は、ポリエステル加工糸を生産する台南工場の稼働を今年いっぱいで停止し、売却する方針を董事会で決議した。現在、宜進実業が保有する工場は台南工場のみのため、売却後、同社は自社生産事業から撤退することになる。1日付工商時報が報じた。
宜進実業の張恒嘉広報担当は31日、台南工場の生産設備は老朽化が進んでいる他、生産する製品は粗利益率の低い規格品で、赤字が続いていたと説明した。生産コストの削減に向けた努力を続けたが状況を打開できず、売却を決めた。工場の敷地面積は約2万837坪で、建坪は1万423坪。16億400万台湾元(約57億3,000万円)で売却する方針だ。
今後同社の生産事業は、子会社の宏洲繊維工業が手掛けるポリエステル原糸、光明絲織廠が手掛けるポリエステル加工糸が中心となる。宜進実業は、外部委託による航空・運輸設備向け樹脂ベルトの生産や、不動産賃貸事業など利益率の高い事業に注力する。
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