ニュース 金融 作成日:2019年11月1日_記事番号:T00086652
米連邦準備制度理事会(FRB)が追加的な金融緩和を決めたことを受けてアジア通貨が一斉に上昇し、31日の台北外国為替市場の台湾元相場終値は、1年3カ月ぶりの高値水準となる1米ドル=30.462元まで上昇した。1日付中国時報などが伝えた。
台湾元相場は30.5元を突破し、一時は30.3元台まで買い進まれる場面があった。午後に入り、輸入業者による米ドル買いと、中央銀行(中銀)による介入があり、上昇幅は前日比0.071元に縮小した。
1日午前終値は、前日比0.006元上昇の、1米ドル=30.456元と元高が進んだ。
一方、31日の台湾株式市場は、値がさ株の台湾積体電路製造(TSMC)の株価が一時301.5元を付け、300元の大台を超えたものの、市場全体では大引けにかけて売りが先行し、加権指数は前日比21.57ポイント下落の1万1,358.71ポイントで引けた。1日の加権指数終値は、前日比40.82ポイント上昇の1万1,399.53ポイントだった。
国泰証期顧問研究部の蔡明翰アナリストは、台湾元が心理的抵抗線の30.5元を突破したのは、資金流入がまだ終わっていないことを示すもので、台湾株は一段高となる可能性があると指摘した。
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