ニュース 政治 作成日:2019年11月1日_記事番号:T00086657
台湾師範大学国際人力資源発展研究所を退官した施正屏副教授(56)が昨年8月に中国で行方不明になり、1年3カ月にわたり消息が分からなくなっている。家族と親しい台湾企業関係者が今年6~7月に現地で照会したところ、国家安全上の理由で北京で身柄を拘束されていることまでは分かったが、詳細は判明していない。1日付自由時報が伝えた。
施氏の家族は元民進党職員の李明哲氏が中国で有罪となった事件を想起し、海峡交流基金会(海基会)や大陸委員会(陸委会)などに相談することも控えてきた。
施氏は中国の国有企業、華夏集団でチーフエコノミストを務め、中台間を頻繁に往来していたという。また、政治傾向は国民党本土派に属するとされる。陳水扁政権下では、駐米農業食糧貿易代表を務めたが、蔡英文政権では重用されず、メディア大手の旺旺中時媒体集団で主筆を務め、蔡政権を批判する論陣を張っていた。
2016年5月の蔡英文政権発足以来、海基会が受理した台湾人の中国での行方不明案件は149件で、うち101件は所在が確認され、48件が消息不明のままだ。
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