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市長不在の高雄市議会、流血衝突


ニュース 政治 作成日:2019年11月1日_記事番号:T00086658

市長不在の高雄市議会、流血衝突

 高雄市議会で31日開かれた本会議で、2020年度予算案を委員会での審議に付す動議の処理を巡り、議会内で民進党議員が議長席の周囲で妨害を図ったことで、多数派の国民党議員と激しいもみ合いとなり、けが人が出る事態となった。1日付自由時報が伝えた。

/date/2019/11/01/17kaohsiung_2.jpg双方がお互いの暴力を批判する事態となった(31日=中央社)

 民進党は、韓国瑜高雄市長(国民党)が総統選の選挙運動を理由に欠席する中での議事進行に反対。議長席の周囲で国民党議員と2時間にわたり対峙(たいじ)した。国民党議員団は、最終的に勢力的優位と警察力投入で議長席を確保。副議長が予算案の委員会審議入りを宣言して本会議を散会した。

 民進党議員団は、委員会審議入りには手続き上の不備があるとして反発。今後の委員会審議でも曲折を経ることが予想される。

 高雄市の20年度予算案は、過去最大の1,465億台湾元(約5,200億円)規模で、韓市長就任後初の予算案となるだけに、市長自らが趣旨説明を行うのが道義だとする意見が相次いでいる。衝突の過程で、国民党、民進党の双方の議員にけが人が出て、病院で手当てを受けた。