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台湾人創業の米シンタ、新型抗がん剤授権へ


ニュース その他製造 作成日:2008年7月8日_記事番号:T00008666

台湾人創業の米シンタ、新型抗がん剤授権へ

 
 中央研究院院士でハーバード大医学部名誉教授の陳良博氏が設立した製薬会社シンタ・ファーマシューティカルは、年内にも新型抗がん剤の第3期人体臨床実験を完了する予定だ。同社は英グラクソ・スミスクラインから権利金の一部として8,000万米ドルを受け取っており、同新薬の世界発売後は10億米ドルの権利金収入を見込む。8日付経済日報が伝えた。

 新型抗がん剤はエレスクロモールと呼ばれ、皮膚がんの一種の転移性黒色素瘤(りゅう)の治療に効果がある。酸素供給を断つことでがん細胞を死亡させ、正常な細胞に影響を与えないのが特長。転移性黒色素瘤の患者の死亡率は現在70%に達している。

 陳良博氏はシンタ社のほか、ノーベル生理学・医学賞受賞者の利根川進マサチューセッツ工科大学教授と共同で製薬会社を設立したこともある。