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鬼女神しょうゆから防腐剤、不実表示で罰金処分


ニュース 食品 作成日:2019年11月6日_記事番号:T00086725

鬼女神しょうゆから防腐剤、不実表示で罰金処分

 台北市政府衛生局は5日、市販のしょうゆ類を対象に実施した抜き打ち検査で、「鬼女神醤油」ブランドで知られる老舗しょうゆメーカー、台宮が防腐剤を含まないと表示して販売している高級しょうゆ「金味原液」から防腐剤p-ヒドロキシ安息香酸ブチルが検出されたと発表した。6日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/11/06/07soy_2.jpg台宮は、60年以上受け継がれてきた製法で作っており、故意に事実を隠蔽(いんぺい)することはないと強調した(台北市衛生局リリースより)

 防腐剤が検出された「金味原液」は量販店、カルフール(家楽福)重慶店(台北市大同区)で販売されていた。商品パッケージには「防腐剤を含まない」と表示されていたが、1キログラム当たり0.045グラムのp-ヒドロキシ安息香酸ブチルが検出された。

 p-ヒドロキシ安息香酸ブチルの検出基準0.25グラムを下回り、健康に害が及ぶことはないものの、同社は食品安全衛生管理法違反で4万台湾元(約14万4,000円)の罰金が科された。

 台宮は、製造工程で使用する輸送管内に防腐剤が残留していたと説明した。商品は売り場から撤去した。