ニュース 金融 作成日:2019年11月6日_記事番号:T00086728
富邦金融控股傘下の中国子銀行、富邦華一銀行は5日、台湾で最大10億人民元(約155億円)規模のオフショア人民元建て債券(宝島債)を年内にも発行する契約を中国の中信証券、中信建投証券と結んだ。6日付工商時報が伝えた。
契約式は中国・南京市で開かれている「両岸企業家紫金山サミット」に合わせて行われた。既に中国人民銀行(中央銀行)による認可も取得済みだ。
富邦集団の蔡明忠董事長は「5~7年物の債券を発行する計画で、詳細を詰めている。発行対象は銀行など金融機関を見込んでいる」と説明した上で、「既に台湾で事前のマーケティングを行った。発行額は大きくないので、問題はないはずだ」との認識を示した。
宝島債はこれまで中国の銀行が香港支店を経由し、台湾で発行するケースが多かった。富邦華一銀は中国に登記する銀行が直接台湾で宝島債を発行する初のケースとなる。
金融監督管理委員会(金管会)証券期貨局の蔡麗玲副局長は「台湾は民主主義法治国家であり、債券発行が市場に有益であれば、規定に従って処理する」と述べた上で、店頭市場の証券櫃台買売中心(櫃買中心、TPEx)はまだ富邦華一銀による申請を受け取っていないと説明した。
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