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頂新集団の食用油事件、元董事長の有罪確定


ニュース 食品 作成日:2019年11月7日_記事番号:T00086750

頂新集団の食用油事件、元董事長の有罪確定

 2014年に起きた頂新国際集団(頂新グループ)の不正食用油事件の上告審で、最高法院は6日、頂新製油実業の元董事長、魏応充被告に対し、ベトナムから輸入した飼料用油を混ぜた食用油を製造、販売したとして問われた、食品安全衛生管理法違反など一部の罪で有罪判決を確定し、懲役5年9月を言い渡した。7日付工商時報などが報じた。

/date/2019/11/07/07oil_2.jpg余弁護士は、裁判所は同社の食用油輸入が全て衛生福利部(衛福部)の規定に従っていた事実を無視していると非難した(6日=中央社)

 最高法院は、食品安全衛生管理法上の適法性や魏被告の故意の有無などについては、既に二審で明らかになっていると説明した。一方、有罪が確定した以外の罪については、審理不十分として二審の台湾高等法院台中分院に差し戻した。台中分院は18年4月、懲役15年(うち6年は罰金で代替可能)の判決を下していた。

 これに対し魏被告は同社の余明賢弁護士を通じ、検察側の捜査に三つの重大な見落としがあるとして、判決に対する再審請求、および非常上告を行うと表明した。