ニュース 金融 作成日:2019年11月7日_記事番号:T00086753
台湾では地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境分野への取り組みに特化した資金を調達するために発行される債券「グリーンボンド」の発行規模が年内にも1,000億台湾元(約3,600億円)の大台を突破する見通しだ。7日付工商時報が伝えた。
台湾で発行されたグリーンボンドは10月末現在で32本、総額738億元となっている。台湾は再生可能エネルギーによる発電割合を2025年までに20%まで引き上げる目標を掲げており、財源確保にはグリーンボンドが重要な役割を果たす。
金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員は6日、台湾でグリーンボンドによる調達資金の46%が太陽光発電、洋上(オフショア)風力発電、水力発電などのプロジェクトに使用されていると指摘。金管会として、グリーンボンドだけでなく、銀行融資、生命保険会社による投資という3本の柱で再生可能エネルギー事業を支援していく意向を示した。
政府は今後、企業による資本市場でのグリーンボンド発行を奨励していく。外国企業に台湾元建てグリーンボンドの発行を解禁し、オフショア風力発電世界最大手のデンマーク企業、エルステッドが6日、総額120億元規模のグリーンボンド発行計画を明らかにしたのがその一例だ。
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