ニュース 電子 作成日:2019年11月8日_記事番号:T00086761
半導体用シリコンウエハー世界3位、環球晶円(グローバルウェーハズ、GWC)の徐秀蘭董事長は7日、半導体産業の不確定要素が依然多いことから、顧客のシリコンウエハーの在庫解消は来年上半期まで続き、需要回復は下半期以降になるとの見通しを示した。8日付自由時報などが報じた。
徐董事長は、今年第3四半期には大部分の顧客の在庫状況が改善し始め、12インチシリコンウエハーは既に需要が回復してきたと説明。一方、メモリー市場は依然不振で、8インチや6インチシリコンウエハーは低迷が続いていると指摘した。
また、顧客が長期契約に慎重で、契約期間が2~3年へと従来の5年から短縮しており、一部の契約が終了する来年には、長期契約の占める割合は現在の75%から縮小するとの見通しを示した。この他、前払い金の減額や、特殊用途向け製品への契約変更などが見られると述べた。
同社が7日発表した第3四半期連結売上高は143億300万台湾元(約515億円)で、前期比2.66%減、前年同期比5.66%減となった。純利益は前期比6.17%減、前年同期比8.39%減の33億2,700万元で、四半期ベースで過去1年半の最低だった。
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