ニュース 電子 作成日:2019年11月12日_記事番号:T00086816
受動部品の台湾最大手、国巨(ヤゲオ)は12日、米同業のケメットの全普通株式を公開買い付け(TOB)により取得することでケメット側と合意したと発表した。取得費用は16億4,000万米ドル、2020年下半期の手続き完了を目指す。ヤゲオは、ケメットが強みを持つハイエンドの車載、産業、航空・宇宙、医療、第5世代移動通信(5G)設備向けなどで、製品ラインアップの強化が見込める。中央社電が伝えた。
ヤゲオ広報担当の宋志翔氏は、今年から専門機関を通じて交渉を進めていたと明かした(12日=中央社)
ヤゲオは、米国、欧州での営業規模拡大の他、ケメット傘下のトーキン(本社・宮城県白石市)を通じ、日本のハイエンド市場向けを強化できると説明した。また買収には、▽台湾▽米国▽欧州▽中国──などの独占禁止当局の審査が必要と説明した。
TOBのプレミアムは約26%。資金面についてヤゲオは、シティバンクからの約11億米ドルの借り入れと、手持ち資金290億台湾元(約1,040億円)で対応可能と説明した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722