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機械景気、20年Q1にも底打ちへ


ニュース 機械 作成日:2019年11月12日_記事番号:T00086820

機械景気、20年Q1にも底打ちへ

 機械業界団体の台湾機械工業同業公会(TAMI)の柯抜希理事長は、米中対話が進んでおらず、今年の機械設備輸出額は前年比5~10%減となるが、早ければ来年第1四半期にも景気は底打ちすると予測した。企業の設備投資需要は依然堅調と指摘した。12日付工商時報が報じた。

 10月の機械設備輸出額は22億5,000万米ドルで、前年同月比10%減少した。台湾元換算では699億元(約2,500億円)で7%減だった。1~10月の累計は230億米ドルで前年同期比8.3%減、台湾元換算では7,162億元で5%減少した。

 このうち工作機械の10月輸出額は2億2,100万米ドルで、前年同月比27.3%減と大幅に減少した。1~10月の累計は25億6,400万米ドルで前年同期比15.5%減だった。米中貿易戦争の影響で受注と出荷が減少し、いわゆる「無給休暇」(景気を理由とした労働時間削減、実際には有給を含む)を実施する工作機械メーカーが増えている。

 工作機械業界団体の台湾区工具機零組件工業同業公会(TMBA)の黄建中秘書長は、今年の工作機械の輸出額は前年比15~20%減になると予測した。