ニュース その他分野 作成日:2019年11月12日_記事番号:T00086828
台湾経済研究院(台経院、TIER)は11日、2019年の域内総生産(GDP)成長率予測を2.4%へと、従来予測値より0.28ポイント上方修正した。20年予測は2.45%へと、従来より0.05ポイント引き上げた。12日付工商時報が報じた。
台経院の張建一院長は19年予測の上方修正について、米中貿易戦争による転注効果と生産移転で、台湾の情報通信(ICT)機器と音響・映像(AV)機器の1~9月輸出が前年同期比20%以上伸び、民間投資も好調で、従来予想を上回る経済成長を見せたためと説明した。
20年予測の上方修正については、米中貿易戦争の緩和が期待できることに加え、▽台商(海外で事業展開する台湾系企業)の生産回帰▽第5世代移動通信(5G)インフラの建設加速▽国際原料価格の下落余地が限られること──により、好調な輸出が見込めると説明。また、半導体メーカーによる先進製造プロセスへの投資と台商によるUターン投資拡大で雇用環境がさらに安定化し、内需を押し上げるとして、20年のGDP成長率は19年を上回ると予想した。
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